基準値 24.6±9.6ng/mL(カットオフ値:43.8ng/mL)
測定法 ELISA,EIA,CLEIA
検体量 血清0.1mL
日数 3~5日
目的 間質性肺炎の診断
Decision Level
●高値
[高頻度]特発性間質性肺炎71.4%,膠原病関連間質性肺炎,肺胞蛋白症,過敏性肺炎 [可能性]サルコイドーシス,肺結核,びまん性汎細気管支炎,慢性肺気腫,気管支拡張症,塵肺,細菌性肺炎,真菌性肺炎,COVID-19,アレルギー性気道変化,喫煙者 [対策]原疾患の診断と治療
●低値
[高頻度・可能性]健常者,気管支喘息
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
肺サーファクタント蛋白質は,Ⅱ型肺胞上皮細胞で産生されるリン脂質-糖蛋白複合体で,A,B,C,Dが存在する.界面活性物質として肺胞内腔の虚脱防止や肺の換気能力維持などの働きを有し,また自然免疫において多くの役割を担っている.SP-Aは肺胞の宿主防御細