基準値 110ng/mL未満
測定法 ELISA,EIA,CLEIA,ラテックス免疫比濁法
検体量 血清0.1mL
日数 3~5日
目的 間質性肺炎の診断
Decision Level
●高値
[高頻度]特発性間質性肺炎87%,膠原病関連間質性肺炎71%,肺胞蛋白症80%,過敏性肺炎,放射線肺炎 [可能性]サルコイドーシス,肺結核,びまん性汎細気管支炎,慢性肺気腫,気管支拡張症,塵肺,細菌性肺炎,真菌性肺炎,COVID-19,アレルギー性気道変化 [対策]原疾患の診断と治療
●低値
[高頻度・可能性]健常者,気管支喘息
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
「サーファクタントプロテインA〔SP-A〕」の項参照→.
血清SP-Dの臨床的意義としては,以下の3つに大別される.①間質性肺炎と非間質性肺炎の鑑別,②間質性肺炎,過敏性肺炎などの急性増悪期,活動性の評価,③予後推定の指標などに有用とされる.
なお,上昇した
関連リンク
- 臨床検査データブック 2025-2026/サーファクタントプロテインA〔SP-A〕 [保] 130点
- 臨床検査データブック 2025-2026/シアル化糖鎖抗原KL-6〔KL-6〕 [保] 108点
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版/13 びまん性肺疾患
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版/15 過敏性肺炎
- 今日の診断指針 第9版/ニューモシスチス肺炎
- 今日の診断指針 第9版/非特異性間質性肺炎
- 今日の診断指針 第9版/急性好酸球性肺炎
- 今日の診断指針 第9版/慢性好酸球性肺炎
- 今日の診断指針 第9版/肺胞蛋白症
- 今日の小児治療指針 第17版/特発性間質性肺炎