自己免疫性溶血性貧血(AIHA)

伊豆津　宏二

（国立がん研究センター中央病院・血液腫瘍科長）

病態

　抗赤血球自己抗体により主に血管外(脾臓での)溶血をきたす後天性溶血性貧血

[参考]

　自己免疫性溶血性貧血診療の参照ガイド(令和4年度改訂版)，2023

異常値

・直接Coombs試験　陽性

・末梢血検査　正球性正色素性貧血，白血球・血小板正常

・網赤血球　増加

・LD　上昇(1，2型優位)

・間接ビリルビン　上昇

・ハプトグロビン　低下

・骨髄　赤芽球過形成

経過観察のた

初出:臨床検査データブック 2025-2026 発行:2025年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2025年4月17日　掲-ID：ken_05672-25_a008b007z0006）