病態
免疫グロブリン産生細胞である形質細胞の悪性増殖を本態とし,骨髄腫細胞の増殖による症状に加えて,免疫グロブリンの増加による症状が発現する
[参考]
造血器腫瘍診療ガイドライン第3版〔2023年版〕
異常値
・赤沈 亢進.過半数が100mm/時以上
・血清蛋白電気泳動 幅の狭い急峻なピーク(M蛋白)を認める(BJ型では認めない)
・血清中M蛋白 増加(IgG>2g/dL,IgA>1g/dL)
・血清蛋白免疫電気泳動あるいは免疫固定法 M蛋白のクラスの判定
・正常免疫グロブリン 減少
・免疫グロブリン遊離L鎖κ/λ比 κ,λの乖離がみられる
・尿蛋白 陽性.過半数でBence Jones蛋白(BJP)を認める(BJPはテステープでは陰性になることがある)
・骨髄検査 骨髄形質細胞の増加(10%以上)
・骨X線 打ち抜き像(punched-out lesion),骨融解像,椎骨圧迫骨折
・BUN,クレアチニン 腎障