今日の診療
検査

急性腎障害(AKI)
菱田 明
(浜松医科大学名誉教授)


病態

 急激な腎機能の低下により,窒素代謝産物(クレアチニンなど)の蓄積と,細胞外液量と電解質調節の乱れをきたす状態

NOTE KDIGO(Kidney Disease:Improving Global Outcomes)の診断基準(表235)によりAKIの診断と病期分類を行う.腎障害の原因について,腎前性(腎血流量減少),腎性(糸球体腎炎,尿細管壊死,間質性腎炎),腎後性(尿路閉塞)に分けて鑑別することが診断・治療に重要である.


[参考]

 AKI(急性腎障害)診療ガイドライン2016


異常値

●AKIによる病態の変化の指標

血液検査 血清Cr,BUN,血清K,血清P,血清Mgなどの上昇,血清Ca,Hbの低下

血液ガス アニオンギャップ開大を伴う代謝性アシドーシス

胸部X線 心拡大,肺うっ血

尿量 400mL/日未満,もしくは0.5mL/kg/時未満が6時間以上持続

●原因の鑑別に利用される指標

尿

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