病態
「尿蛋白陽性などの腎疾患の存在を示すサイン,もしくは推算糸球体濾過量(eGFR)60mL/分/1.73m2未満,が3カ月以上持続する状態」を慢性腎臓病(CKD)という.尿蛋白陽性やeGFR 60mL/分/1.73m2未満が続く場合,腎不全に進行し透析が必要になるリスクが高いうえ,脳心血管病発症リスクが高くなることから,早期発見・早期治療により,透析患者や脳心血管病の発症を減らす目的で提唱された診断名である.
重症度を,原疾患,GFR区分,蛋白尿区分を合わせたステージにより評価する(表236図)
[参考]
エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023
異常値
●診断のための検査
・推算GFR(eGFR) <60mL/分/1.73m2(血清Crから算出),必要に応じてeGFRcys(血清シスタチンCから算出)
・尿検査 尿蛋白陽性,尿蛋白/クレアチニン比≧0.15g/gCr
●原因鑑別のための検