病態
呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)が飛沫感染・接触感染によってヒトからヒトに感染する感染症である.細気管支上皮細胞の破壊が主体で,炎症細胞の浸潤による壁肥厚と浮腫に起因する気道閉塞性障害がみられる.ヒトメタニューモウイルスとは近縁である.
異常値
●RT-PCR法による遺伝子検出 陽性.健常者では病初期(第1~7病日)に採取された場合,ウイルス核酸を鼻咽頭ぬぐい液,鼻腔ぬぐい液から検出する.感度も特異度も高い.標的は変異が少ないM遺伝子領域である
●イムノクロマト法による抗原検出 陽性.鼻咽頭ぬぐい液,鼻腔ぬぐい液が検体として使われる.抗体はウイルス表面にあるF蛋白を認識する.感度は50~70%ほどで,陰性であっても感染を否定できない.特異度は高い
経過観察のための検査項目とその測定頻度
一般的な全身管理と呼吸管理
診断・経過観察上のポイント
①乳児(幼児も)ではRSウイルス感染症は迅速抗原検
関連リンク
- 臨床検査データブック 2025-2026/クラミジア類 クラミジア・ニューモニエ核酸検出《肺炎クラミジア核酸検出》 [保] 360点
- 臨床検査データブック 2025-2026/RSウイルス抗原〔RSV抗原〕 [保] 138点
- 臨床検査データブック 2025-2026/ヒトメタニューモウイルス抗原〔hMPV抗原〕 [保] 142点
- 臨床検査データブック 2025-2026/アデノウイルス抗原 咽頭粘膜上皮細胞中アデノウイルス抗原 [保] 179点
- 臨床検査データブック 2025-2026/パラインフルエンザウイルス抗体 [保] 79点
- 臨床検査データブック 2025-2026/レジオネラ症(在郷軍人病)
- 新臨床内科学 第10版/32 中東呼吸器症候群
- 今日の診断指針 第9版/ジフテリア