適応
1急性循環不全(心原性ショック,出血性ショック)
2以下の急性循環不全状態に使用
a)無尿,乏尿や利尿剤で利尿が得られない状態
b)脈拍数増加した状態
c)他の強心・昇圧剤で副作用発現,好ましい反応が得られない状態
用法
1~5μg/kg/分を点滴静注(シリ持続静注)し,患者の病態に応じ20μg/kgまで増量出来る.アンプル製剤は,必要に応じて生食,ブドウ糖,総合アミノ酸注射液,ブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等で希釈.投与量は患者の血圧,脈拍数及び尿量により増減
禁忌
褐色細胞腫又はパラガングリオーマ(カテコールアミンを過剰に産生する腫瘍である為,症状悪化)
注意
〈基本〉
①それぞれのショック状態において,必要に応じ最初に輸液,輸血,呼吸管理,ステロイド投与等の処置を考慮
②血圧,脈拍数及び尿量等,患者状態を観察しながら投与
③大量投与したとき,脈拍数の増加がみられた場合や尿量の増加がみられない場合は,減量するか中止
④シリ新生児・乳幼児・高齢者等の重篤な心疾患患者に使用する場合は,水分摂取量が過剰にならないように注意して投与.又,必要に応じ高濃度製剤を適切な濃度に希釈して使用も考慮
〈適用上〉シリ取扱方法等は添付文書参照
①使用時は感染に配慮
②シリンジポンプを使用し,針をつけて直接投与しない
③他薬剤を混注して投与しない
④開封後の使用は1回限りとし,使用残液はシリンジと共に速やかに廃棄
〔アンプル製剤〕pH8.0以上で着色→重曹等のアルカリ性薬剤と混合不可 〔共通〕血管外漏出時,注射部位を中心に発赤,腫脹又は壊死を起こす為,出来るだけ太い静脈を確保等慎重に 〈取扱上〉シリ
①ブリスター包装は使用時まで開封しない
②以下の場合は使用しない
a)包装フィルム表面に減圧によるへこみがない
b)ブリスター包装破損
c)シリンジから薬液漏出
d)性状その他薬液に異状を認める
e)シリンジに破損等の異状を認める
f)キャッ