診療支援
薬剤

インスリン リスプロ(遺伝子組換え)新様式EH運転△
2492
insulin lispro(genetical recombination)
ヒューマログミックス25,50 Humalog Mix25,50(イーライリリー)
 注カート・ミリオペン:300単位/3mL/カートリッジ・キット 25,50%インスリンリスプロ+75,50%中間型インスリンリスプロ

適応

インスリン療法が適応となる糖尿病 注意2型糖尿病においては急を要する場合以外は,予め糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分行ったうえで適用を考慮

用法

1回4~20単位 皮下注 1日2回 朝・夕食直前 1日1回 朝食直前 維持量:1日4~80単位 ►投与量は症状及び検査所見に応じて増減 ►50注:時に投与回数を増減できるが,その場合も食直前 注意超速効型のインスリンリスプロの迅速な効果発現と,中間型インスリンリスプロの持続作用が保持.インスリンリスプロの超速効作用のために,速効型インスリンを含む混合製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与.又,他のインスリン製剤から本剤に変更の際も,その作用特性や薬物動態を考慮し,必要に応じて増減等,慎重に.臨床試験で切り替え時に一過性の低血糖の増加→注意.尚,糖尿病性昏睡,急性感染症,手術等緊急の場合は,本剤のみで処置することは適当でなく,速効型インスリン製剤を使用

禁忌

1)低血糖症状

2)過敏症

注意

〈基本〉

➊自己注射にあたっては,以下の点に留意

a)投与法について十分な教育訓練を実施したのち,患者自ら確実に投与できることを確認したうえで,医師の管理指導の下で実施

b)全ての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底

c)〔カート〕必ず専用のインスリンペン型注入器の取扱説明書を読むよう指導

d)〔ミリオペン〕必ず添付の取扱説明書を読むよう指導

➋低血糖に関する注意について,その対処法も含め患者及びその家族に十分徹底させる

➌低血糖を起こす→運転注意

④肝機能障害の恐れ→観察を十分に行い,倦怠感等の肝障害を示唆する症状が認められた場合は肝機能検査.異常が認められた場合は変更等処置

⑤急激な血糖コントロールに伴い,糖尿病網膜症の顕在化又は増悪,眼の屈折異常,治療後神経障害(主として有痛性)が現れることあり→注意

➏他のインスリン製剤を

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?