適応 ❶てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む).注射は一時的に経口投与できない場合の代替療法 ❷他の抗てんかん薬で効果不十分なてんかんの強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法
用法 中止する場合は1週間以上かけて徐々に減量する等慎重に行う.錠DSいずれも1日2回分服,DSは用時懸濁 ⑴成人・児50 kg以上:開始100 mg/日,1週間以上あけて増量 維持200 mg/日,1日最大400 mg,増量は1週間以上あけて100 mg/日以下ずつ行う.腎Ccr 30 mL/分以下・肝Child-Pugh A-B 1日最大300 mg(小児は25%減量) ⑵児4歳以上:開始2 mg/kg/日,1週間以上あけて2 mg/kg/日ずつ増量 維持30 kg未満:6 mg/kg/日,1日最大12 mg/kg,30-50 kg:4 mg/kg/日,1日最大8 mg/kg,増量は1週間以上あけて2 mg/kg/日以下ずつ行う.腎Ccr 30 mL/分以下・肝Child-Pugh A-B 1日最大25%減 静注希釈する場合は生・5%ブ・乳酸リンゲル液を使用 ⑴経口→注射:投与していた経口投与と同量・同回数,1回量を30-60分かけて点滴静注 ⑵経口投与に先立ち投与:経口投与の1日投与量を2回に分けて1回量を30-60分かけて点滴静注
禁忌 重度の肝障害 重大 房室ブロック,徐脈,失神,TEN,SJS,DIHS,無顆粒球症 RMP 注意 禁運転 妊B3 T1/2約14時間(経口100-400 mg)
選び方・使い方 焦点性てんかんに用いる.副作用としてめまい,ふらつきが現れることがある.カルバマゼピン,フェニトイン,ラモトリギンとの併用により,小脳失調の恐れがある
Evidence カルバマゼピンと同等の効果があるとされる(Lancet Neurol 16 : 43-54, 2