適応 ❶各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作・混合発作),てんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等),躁病・躁うつ病の躁状態 ❷片頭痛発作の発症抑制
用法 錠細シ❶400-1200 mg/日,2-3回分服 ❷400-800 mg/日,2-3回分服 1日最大1000 mg 徐放錠❶ 400-1200 mg/日,1-2回分服(セレニカRは1日1回) ❷ 400-800 mg/日,1-2回分服(セレニカRは1日1回) 1日最大1000 mg 徐放顆❶ 1日1回400-1200 mg ❷ 1日1回400-800 mg 1日最大1000 mg
禁忌 重篤な肝障害,尿素サイクル異常症,妊❷の場合 原則禁 妊❶の場合 併禁 カルバペネム系抗菌薬 重大 劇症肝炎等の重篤な肝障害・黄疸・脂肪肝,高アンモニア血症を伴う意識障害,溶血性貧血,赤芽球癆,汎血球減少,重篤な血小板減少,顆粒球減少,急性膵炎,間質性腎炎,ファンコニー症候群,SJS,TEN,過敏症症候群,脳の萎縮,認知症様症状,パーキンソン様症状,横紋筋融解症,SIADH,間質性肺炎,好酸球性肺炎 注意 てんかんの適応時のみハイリスク薬.禁運転 妊D 便徐放錠徐放顆白色残渣排泄 保錠徐放錠徐放顆細シ防湿 T1/2デパケン9.54±2.07時間(200 mg錠×3),デパケンR 12.92±3.34時間(200 mg徐放錠×3) TDM50-100 μg/mL
選び方・使い方 特発性全般てんかんに対する第一選択薬.血中濃度60 μg/mL以上では胎児への影響が指摘されている.3歳以下の児童でのライ症候群,成人での急性脳症が知られているがいずれも頻度は低く,安全性・服薬継続率は高い
Evidence 特発性全般てんかんに対しては高い有効性が証明されている(J Neurol Neurosurg Psychiatry 75 : 7