適応 多発性硬化症の再発予防及び身体的障害の進行抑制
用法 用時生100 mLで無菌的に希釈.1回300 mg,4週に1回,2 mL/分で1時間かけて点滴静注.他の多発性硬化症治療薬,免疫抑制薬と併用しない
警告 ①IC進行性多巣性白質脳症(PML),ヘルペス脳炎,髄膜炎等により,死亡又は重度障害に至った例が報告.これらを患者に十分に説明し同意を得て適切と判断される場合にのみ使用.施設致命的な副作用に十分対応.医師安全性・有効性の十分な知識と治療経験 ②PML発症のリスク因子として,抗JCウイルス(JCV)抗体陽性,免疫抑制薬治療歴が報告.リスク因子の有無を確認し,有益性が危険性を上回るか慎重に判断する.抗JCV抗体陽性では,長期投与も発症のリスク因子となることが報告されているため,投与中は定期的に有益性・危険性を評価し,継続の適切性について慎重に判断する ③PMLを示唆する徴候・症状発現