適応 ❶眼瞼痙攣 ❷片側顔面痙攣 ❸痙性斜頸 ❹上肢痙縮 ❺下肢痙縮 ❻2歳以上の小児脳性麻痺における下肢痙縮に伴う尖足 ❼重度の原発性腋窩多汗症 ❽斜視 ❾痙攣性発声障害 ❿既存治療で効果不十分・適さない疾患 ⑴過活動膀胱(尿意切迫感,頻尿,切迫性尿失禁) ⑵神経因性膀胱(尿失禁)
用法 生で溶解.高少量から開始等慎重投与.❶初回1.25-2.5単位/部位,1眼当たり眼輪筋6部位,筋注.眼輪筋切除術施行後の場合,筋電計で目標とする部位を同定.効果は3-4か月間持続,症状再発の場合,初回の2倍以内で再投与可,投与間隔は8週以上.閉瞼不全・眼瞼下垂等の副作用が現れた場合,再投与量を適宜減量 最大1か月間に累積45単位 ❷眼輪筋,皺眉筋,前頭筋,口輪筋,大頰骨筋,小頰骨筋,笑筋,広頸筋,オトガイ筋等に筋注.痙攣筋が複数ある場合,分割投与 初回合計10単位.初回投与後4週間観察 効果不十分合計20単位まで追加投与可.再発の場合,合計30単位まで再投与可,投与間隔は8週以上 ❸胸鎖乳突筋,僧帽筋,板状筋,斜角筋,僧帽筋前縁,肩甲挙筋,傍脊柱筋,広頸筋等に筋注.緊張筋が複数ある場合,分割投与 初回合計30-60単位.初回投与後4週間観察 効果不十分合計180単位まで追加投与可.再発の場合,合計240単位まで再投与可,投与間隔は8週以上 ❹複数の緊張筋(上腕二頭筋,上腕筋,腕橈骨筋,橈側手根屈筋,尺側手根屈筋,深指屈筋,浅指屈筋,長母指屈筋,母指内転筋等)に合計400単位,分割して筋注 1回最大400単位,必要最小限となるように適宜減量.再投与は前回の効果が減弱した場合に可,投与間隔は12週以上 ❺複数の緊張筋(腓腹筋[内側頭,外側頭],ヒラメ筋,後脛骨筋等)に合計300単位,分割して筋注 1回最大300単位,必要最小限となるように適宜減量.再投与は前回の効果が減弱した場合に可,投与間