適応 60 mgは❶のみ.❶⑴非弁膜症性心房細動における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制 ⑵静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制,❷下肢整形外科手術(膝関節全置換術,股関節全置換術,股関節骨折手術)施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制
用法 ❶ 1日1回30 mg(体重60 kg以下)又は60 mg(体重60 kg超).Pgp阻害薬併用・腎Ccr 30-50 mL/分:1日1回30 mg,Ccr 15-30 mL/分では投与の適否を慎重に判断.⑴高80歳以上(目安):出血リスクが高い場合,1日1回15 mgに減量可 ⑵急性期への適切な初期治療(ヘパリン投与等)がなされた後に投与 ❷1日1回30 mg 初回手術後12時間経過後,硬膜外カテーテル抜去・腰椎穿刺から2時間以上経過後 腎Ccr 30-50 mL/分:静脈血栓塞栓症・出血リスクを評価し1日1回15 mgを考慮,Pgp阻害薬併用では1日1回15 mgを考慮
警告 出血が発現し,重篤な場合には死亡に至る恐れ.出血の危険性を考慮し,投与の適否を慎重に判断.出血リスクを正確に評価できる指標は未確立のため,出血・貧血等の徴候を十分に観察.徴候が認められたら直ちに適切な処置を行う.検査血液凝固.脊椎・硬膜外麻酔又は腰椎穿刺等と併用する場合,穿刺部位に血腫が生じ,神経の圧迫による麻痺が現れる恐れ.神経障害の徴候・症状に十分注意し,異常を認めたら直ちに適切な処置を行う
禁忌 出血,急性細菌性心内膜炎,腎不全(Ccr 15 mL/分未満)●,凝血異常を伴う肝疾患●,高度の腎障害(Ccr 30 mL/分未満)▲(●❶の場合,▲❷の場合) 重大 出血,肝障害,黄疸,間質性肺疾患 注意 休薬術前24時間 保OD防湿 T1/24.9時間(30 mg錠) 6.2-6.7時間(60 mg錠・OD)
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