診療支援
薬剤

重要 ドブタミン塩酸塩 (dobutamine hydrochloride)
ドブトレックス
(共和薬品)
  100 mg ¥468 キット 0.1% 200 mL ¥1396 0.3% 200 mL ¥2676
GE
ドブタミン
(テルモ)
 シリンジ 0.1% 50 mL ¥336 0.3% 50 mL ¥506 0.6% 50 mL ¥953
GE
ドブタミン
(各社)
ドブタミン塩酸塩
(サワイ)
 キット
ドブタミン
(VTRS)

適応 少量から開始等慎重投与.キット❶❷,シリンジ❶.❶急性循環不全における心収縮力増強 ❷心エコー図検査における負荷
用法 用時5%,5%果糖,5%キシリトール,5%ソルビトール,20%マンニトール,乳酸リンゲルで希釈.❶1-5 μg/kg/分,点滴静注(シリンジは持続静注),20 μg/kg/分まで増量可 ❷5 μg/kg/分から点滴静注を開始,病態が評価できるまで10,20,30,40 μg/kg/分と3分毎に増量
警告 適応❷:①施設緊急措置.医師負荷心エコー図検査に十分な知識・経験.②心停止,心室頻拍,心室細動,心筋梗塞等の恐れ.蘇生処置ができる準備をして実施.負荷試験中は,心電図,血圧等の継続した監視を行い,状態を注意深く観察.重篤な胸痛,不整脈,高・低血圧等が発現し,検査の継続が困難と判断した場合は速やかに投与を中止
禁忌 適応❶❷:肥大型閉塞性心筋症.適応❷:急性心筋梗塞後早期,不安定狭心症,左冠動脈主幹部狭窄,重症心不全,重症の頻拍性不整脈,急性の心膜炎・心筋炎・心内膜炎,大動脈解離等の重篤な血管病変,コントロール不良の高血圧症,褐色細胞腫,高度な伝導障害,心室充満の障害,循環血液量減少症 重大 適応❷:心停止,心室頻拍,心室細動,心筋梗塞,ストレス心筋症 注意 B2 T1/23-4分(2 μg/kg/分,40分点滴静注) 排泄
選び方・使い方 低心拍出による症状及び所見を呈する急性心不全治療に用いられる.他のカテコラミンと比較して心筋酸素消費量の増加が少なく,虚血性心疾患にも使用しやすい
Evidence ADHERE(J Am Coll Cardiol 46 : 57-64, 2005)では,ミルリノンやドブタミンの強心薬を用いた症例は硝酸薬やnesiritideを用いた症例と比較して院内死亡率が高かった.強心薬同士の比較ではミルリノン

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