適応 1.25 mg❸,2.5 mg❸❹,10 mg❶-❹,20 mg❶❷❹.❶本態性高血圧症(軽症-中等症),腎実質性高血圧症 ❷狭心症 ❸虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全でACE阻害薬,利尿薬,ジギタリス製剤等の基礎治療中 ❹頻脈性心房細動
用法 中止する際は原則1-2週かけて段階的に半量ずつ減量.肝重篤な肝障害:減量又は間隔をあける.高低用量から開始等慎重投与.❶1日1回10-20 mg ❷1日1回20 mg ❸開始1回1.25 mg,2回/日,食後.1週間以上の間隔で忍容性をみながら増減量.1回投与量は1.25・2.5・5・10 mgのいずれかとし,段階的に増減.いずれの用量も2回/日,食後.更に低用量より開始も可 維持1回2.5-10 mg,2回/日,食後 ❹開始1日1回5 mg 効果不十分1日1回10・20 mgと段階的に増量 1日最大20 mg
警告 慢性心不全の場合,十分な経験を持つ医師のみ実施
禁忌 気管支喘息・痙攣の恐れ,糖尿病性ケトアシドーシス,代謝性アシドーシス,高度の徐脈(著しい洞性徐脈),房室ブロック(Ⅱ・Ⅲ度),洞房ブロック,心原性ショック,強心薬・血管拡張薬を静脈内投与する必要のある心不全,非代償性の心不全,肺高血圧による右心不全,未治療の褐色細胞腫又はパラガングリオーマ,妊 重大 高度な徐脈,ショック,完全房室ブロック,心不全,心停止,肝障害,黄疸,急性腎障害,TEN,SJS,アナフィラキシー 注意 錠 2.5-20 mgハイリスク薬 禁運転 妊C 休薬術前48時間 T1/21.95±0.39時間(5 mg) 排泄 胆汁
選び方・使い方 カルベジロールは,高血圧・狭心症・慢性心不全に対する適応があるが,低心機能で頻脈性心房細動を併発した症例に合目的的であり多く用いられる.特にビソプロロールでは陰性変力作用が懸念される場合に選