適応 高血圧症
用法 1日1回1錠.第一選択薬として用いない.両側性腎動脈狭窄又は片腎で腎動脈狭窄の場合,高K血症はやむを得ない場合を除き投与しない.腎SCr 2 mg/dL超:やむを得ない場合を除き使用しない.eGFR 60 mL/分/1.73 m2未満:アリスキレンとの併用はやむを得ない場合を除き避ける
禁忌 チアジド系薬剤又は類似化合物過敏症歴,重篤な肝障害,無尿,透析療法,急性腎障害,Na・K減少患者,アリスキレン投与中の糖尿病(他の降圧治療でも血圧コントロールが著しく不良の患者を除く),妊 併禁 デスモプレシン(男性の夜間多尿による夜間頻尿) 重大 アナフィラキシー,血管浮腫,急性・劇症肝炎,急性腎障害,ショック,失神,意識消失,横紋筋融解症,高K血症,低K血症,不整脈,汎血球減少,白血球減少,血小板減少,再生不良性貧血,溶血性貧血,壊死性血管炎,肺水腫,間質性肺炎,急性呼吸窮迫症候群,SLEの悪化,低血糖,低Na血症,急性近視,閉塞隅角緑内障 注意 ロサルタン:HCTZ(mg) LD 50:12.5 HD 100:12.5 !運転 休薬術前24時間
選び方・使い方 本邦初のARBと低用量利尿薬の降圧配合剤.ロサルタンのAⅡ受容体拮抗作用及び,HCTZのNa排泄促進作用により降圧.ロサルタンはARBの中で唯一尿酸排泄促進作用を有し,HCTZによる尿酸上昇の軽減も期待される
Evidence PALM-EX研究(Clin Exp Hypertens 34 : 498-503, 2012)において3年間の長期有効性,EDEN研究(Hypertens Res 35 : 93-99, 2012)において拡張不全患者に対する有効性の報告.又ロサルタンのエビデンスである,RENAAL研究(N Engl J Med 345 : 861-869, 2001)の84%,LIFE