適応 高血圧症
用法 1日1回1錠.第一選択薬として用いない.厳重な減塩療法中:テルミサルタンの用量を少量より開始.両側性腎動脈狭窄又は片腎で腎動脈狭窄の場合,血清K値異常・高K血症はやむを得ない場合を除き投与しない.腎SCr 2 mg/dL超:やむを得ない場合を除き使用しない.eGFR 60 mL/分/1.73 m2未満:アリスキレンとの併用はやむを得ない場合を除き避ける.肝テルミサルタン40 mg・HCTZ 12.5 mg(AP)を超えない
禁忌 チアジド系薬剤又は類似化合物過敏症歴,胆汁分泌が極めて悪い場合又は重篤な肝障害,無尿,血液透析中,急性腎不全,Na・K減少患者,アリスキレン投与中の糖尿病(他の降圧治療でも血圧コントロールが著しく不良の患者を除く),妊 併禁 デスモプレシン(男性の夜間多尿による夜間頻尿) 重大 血管浮腫,高K・低Na血症,腎障害,ショック,失神,意識消失,肝障害,黄疸,低血糖,アナフィラキシー,再生不良性貧血,溶血性貧血,間質性肺炎,肺水腫,急性呼吸窮迫症候群,横紋筋融解症,急性近視,閉塞隅角緑内障,壊死性血管炎,SLEの悪化 注意 テルミサルタン:HCTZ(mg) AP 40:12.5 BP 80:12.5 !運転 休薬術前24時間 保防湿・高温回避
選び方・使い方 テルミサルタン(T)40 mg/ヒドロクロロチアジド(HCTZ:H)12.5 mg配合剤(AP)とT80 mg/H12.5 mg配合剤(BP)がある.第二選択薬としてAPはT40単剤で効果不十分な高血圧に,BPはT80単剤又はAPで効果不十分な高血圧に対して投与
Evidence ABPM(24時間自由行動下血圧測定)を用いたSMOOTH試験で,テルミサルタンとHCTZの併用は強力な降圧効果が24時間持続することが示された(Cardiovasc Diabetol 6 : 28