診療支援
薬剤

HR トファシチニブクエン酸塩 (tofacitinib citrate)
妊婦禁 授乳禁
ゼルヤンツ
(ファイザー)
  5 mg ¥2659.9

適応 心血管系事象のリスク因子を有する患者では他の治療法を考慮.既存治療で効果不十分な場合:❶関節リウマチ(少なくとも1剤の抗リウマチ薬等による適切な治療を行っても疾患に起因する明らかな症状が残る場合) ❷中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入及び維持療法(他の薬物療法による適切な治療を行っても疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合)
用法 他の生物製剤は併用しない.投与中は生ワクチンを接種しない.CYP3A4阻害薬併用時は本剤を減量等注意(1回投与量の減量が難しい場合は回数を減らす).減量等注意.❶1回5 mg,2回/日.中等度・中等度-重度:1日1回5 mg ❷⑴導入:1回10 mg,2回/日,8週間.効果不十分さらに8週間投与可 ⑵維持:1回5 mg,2回/日.効果減弱の場合1回10 mgに増量可(1回10 mg 2回/日で改善しない場合は継続投与を検討し他の治療法への切り替えを考慮) ⑶過去の薬物治療において難治性(TNF阻害薬無効例等):1回10 mg,2回/日可.中等度・中等度-重度:1回投与量を減量,減量不可の場合は投与回数を減らす
警告 ①重篤な感染症の発現・悪化,腫瘍発現の報告.完治させる薬剤でないことも含め患者が理解し有益性が危険性を上回る場合のみ投与.施設医師緊急対応(重篤な副作用により致命的な経過となり得る).発現したら主治医に連絡させる.②致死的な感染症の報告.十分な観察を行う等,発症に注意.結核の報告,既感染者では顕在化・悪化の恐れ.問診,胸部X線,IFNγ遊離試験,ツ反,胸部CT検査等を実施.既往歴及び疑い例は診療経験を有する医師と連携の下,原則,本剤開始前に抗結核薬を投与.検査が陰性でも投与後活動性結核を認めた報告もある.③開始前に少なくとも1剤の抗リウマチ薬等(),既存治療薬()の使用を勘案.医師十分な知識・経験
禁忌 重篤な

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