適応 敗血症,感染性心内膜炎,表在性・深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,びらん・潰瘍の二次感染,乳腺炎,骨髄炎,関節炎,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,腹膜炎,胆囊・胆管炎,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮傍結合織炎,眼内炎(全眼球炎を含む),中耳炎,副鼻腔炎,化膿性唾液腺炎
用法 1 g(児20-40 mg/kg)/日,2回に分割,緩徐に静注・筋注・点滴静注 効果不十分1.5-3 g(児50 mg/kg)/日,3回に分割 特に重篤の場合:5 g(児100 mg/kg)/日まで,分割投与可.腎高度腎障害:減量又は間隔をあける.静注は蒸・生・ブに溶解,1 g当たり3-3.5 mL以上使用.キットは生100 mLの部分を押して隔壁を開通させ溶解.筋注用は添付溶液約2 mLに溶解.注用0.25 g・0.5 gを筋注に使用する時は0.5%リドカイン注約2 mL,注用1 gは約3 mLに溶解.筋注はやむを得ない場合にのみ必要最小限とし,同一部位への反復注射は行わない.神経走行部位を避ける
禁忌 筋注リドカイン等のアニリド系局所麻酔薬過敏症歴 重大 ショック,アナフィラキシー,アレルギーに伴う急性冠症候群,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少,肝障害,急性腎障害,偽膜性大腸炎,TEN,SJS,間質性肺炎,PIE症候群,痙攣 注意 妊B1 在宅 T1/21.67時間(1 g静注) 排泄 腎
選び方・使い方 セファロチンと抗菌スペクトラムは類似するが,より血中濃度が高くなり,かつ半減期も長い.特に黄色ブドウ球菌,レンサ球菌,大腸菌に抗菌力が良好.β-ラクタマーゼに不安定.MSSAによる心内膜炎にしばしば使用.心臓・胸郭,整形外科等の清潔手術時の感