適応 HIV-1感染症〔ウイルス学的失敗がなく切り替え前6か月間以上の間ウイルス学的抑制(HIV-1 RNA量50コピー/mL未満)が得られ,カボテグラビル及びリルピビリンに対する耐性関連変異をもたず,本剤への切り替えが適切であると判断される抗HIV薬既治療患者〕
用法 リルピビリン併用.錠 1日1回30 mg 筋注臀部外側上部に筋注 ⑴1か月間隔投与 初回600 mg 以降1か月に1回400 mg.⑵2か月間隔投与 初回600 mg 2回目初回投与1か月後600 mg 以降2か月に1回600 mg.⑴⑵いずれも2回目以降の投与は予定日の前後7日以内
併禁 リファンピシン,フェニトイン,ホスフェニトイン,フェノバルビタール,カルバマゼピン 重大 肝障害,DIHS RMP 注意 錠剤は注射剤の投与に先立つ経口導入として忍容性を確認する.また注射剤を予定通りに投与できない場合の代替薬として錠剤を使用 妊B1 保筋注凍結回避
選び方・使い方 最も新しいインテグラーゼ阻害薬である.筋注製剤と錠剤があるがどちらも初回治療としては使用できない.筋注製剤は,6か月以上にわたってウイルスが50コピー/mL未満に抑制されている患者への切り替え薬として検討できるが,必ずリルピビリン(RPV)筋注と併用し,かつ変更前には内服のリルピビリンとカボテグラビルを少なくとも28日間投与して忍容性を確認する.カボテグラビルとリルピビリンへの耐性変異がないことの確認も必須.筋注部位は臀部で,初回は600 mgを用いる.2回目以降は1か月ごとに400 mgを用いるか,2回目(1か月後)にも600 mgを用いてその後は2か月ごとに400 mgの筋注でもよい.内服薬は,筋注製剤の投与に先立って忍容性を確認するために用いる
Evidence 経口3剤療法とのウイルス抑制効果を比較したATLAS試験とFLAIR試