適応 出血傾向:白血病,再生不良性貧血,紫斑病等,手術中・術後の異常出血.異常出血:肺出血,鼻出血,性器出血,腎出血,前立腺手術中・術後の異常出血.紅斑・腫脹・瘙痒等:湿疹及びその類症,蕁麻疹,薬疹・中毒疹.咽頭痛・発赤・充血・腫脹等:扁桃・咽喉頭炎.口内炎における口内痛・口内粘膜アフタ
用法 高減量等注意.錠カ散 750-2000 mg/日,3-4回分服 シ成人・児15歳以上:750-2000 mg/日,3-4回分服.児-1歳75-200 mg/日,2-3歳150-350 mg/日,4-6歳250-650 mg/日,7-14歳400-1000 mg/日 注 250-500 mg/日,1-2回に分割 静注・筋注.術中・術後等:1回500-1000 mg静注,又は500-2500 mg点滴静注
併禁 トロンビン 重大 痙攣,ショック●(●注のみ) 注意 妊B1 在宅 保シ遮光 排泄 腎
選び方・使い方 産科DICではshock index 1.0となれば本剤2-4 gを予防投与.心臓外科手術では初回10-15 mg/kg,術中1-2 mg/kg/時.整形外科手術では皮切前に20 mg/kgを15-20分かけ投与.術中1 mg/kg/時.鼻出血時に本剤500 mgをガーゼに浸漬させ鼻腔に充填,または噴霧し鼻翼を圧迫し止血.喀血時の吸入(500 mg 1日3回)も有効
Evidence 熱傷初回手術前にTXAを投与する群と非投与群を比較したケースコントロール研究の結果,術中の赤血球輸血量と術中及び術後48時間以内の総輸血量(RBC,FFP,血小板)は有意に少なかった(Burns 48 : 522-528, 2022).本邦のDPCを用いた喀血患者の後ろ向き研究によると,コントロール群,TXA群(入院日に投与された症例)の2群に分け傾向スコアマッチで評価した結果,TXA群は有意に