最初の10分メモ
含有する製品
・アラクロール(ラッソー®)
・フェンメディファム(ベタナール®)
・ブタクロール(マーシェット®)
・プレチラクロール(エリジャン®,ソルネット®)
・メトラクロール(デュアール®)
・メフェナセット(ヒノクロア®)
・リニュロン(ロロックス®)
・DCMU(カーメックスD®,クサウロン®,ジウロン®,ダイロン®)
・IPC(クロロIPC®)
診断のポイント
・アニリン系除草剤の曝露歴または曝露を生じる状況がある患者に悪心・嘔吐などの消化器症状またはメトヘモグロビン血症を認める.
治療のポイント
・溶血があれば,ハプトグロビンを投与.
・メトヘモグロビン濃度>30%であれば,メチレンブルー薬を静注.
Do&Don't
・メトヘモグロビン血症があるとSpO2はSaO2より低値となることに注意する.
体重50kgの実践投与量
・メチレンブルーの投与:メトヘモグロビン濃度>30%であれば,1%メチレ
関連リンク
- 急性中毒診療レジデントマニュアル 第2版/B 全身管理と情報収集──急性中毒の治療の5大原則(1)
- 治療薬マニュアル2025/メチルチオニニウム塩化物水和物《メチレンブルー》
- 今日の治療指針2025年版/ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
- 今日の治療指針2025年版/塩化メチレン
- 今日の治療指針2025年版/アジ化ナトリウム
- 今日の治療指針2025年版/タリウム(硫酸タリウム)
- 今日の治療指針2025年版/無機銅塩剤
- 今日の治療指針2025年版/乳酸アシドーシス
- 今日の治療指針2025年版/ジギタリス製剤
- 急性中毒診療レジデントマニュアル 第2版/[27]グリホサート・界面活性剤含有除草剤
- 急性中毒診療レジデントマニュアル 第2版/[28]パラコート
- 新臨床内科学 第10版/4 シアン化物