今日の診療
治療

5 肺化膿症(肺膿瘍),膿胸
pulmonary suppuration(pulmonary abscess),thoracic empyema(pyothorax)
門田 淳一
(大分大学医学部附属病院・病院長)

疾患を疑うポイント

●歯周囲炎や抜歯など歯科治療歴.

●誤嚥のリスクの有無.

●糖尿病や悪性腫瘍の罹患歴,および免疫抑制薬などの投与歴.

●悪臭を伴う膿性痰.

学びのポイント

●菌血症や敗血症から菌が血行性播種し,多発性肺膿瘍を発症することがある.

●胸膜側に進展し胸腔内に破綻して膿性滲出液が貯留すると膿胸となる.

●隣接臓器(肝膿瘍など)の化膿性病変より直接波及して発症する場合もある.

▼定義・病態

 化膿性炎症性疾患で,病原菌が産生す

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