疾患を疑うポイント
●海外渡航歴の既往,同性愛者,HIV陽性者に下痢,粘血便,腹部膨満感,腹痛をみるときには本症も考える.
●直腸と盲腸に潰瘍性病変がある場合は必ず本症も考える.
学びのポイント
●発展途上国からの輸入感染症として,また同性愛者や性風俗店での異性間感染による性感染症として近年増加傾向.
●赤痢アメーバ症をみた場合は,必ずHIV感染の合併の有無を調べる.
●直腸と盲腸に病変が好発し,タコイボ様潰瘍,多発小びらん・潰瘍が特徴的所見.
●糞便や生検組織の直接検鏡によりアメーバ原虫の検出,血清中抗アメーバ抗体測定の併用.
●潰瘍性大腸炎との鑑別が重要.
▼定義
赤痢アメーバ症(アメーバ赤痢)は,原虫である赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)に起因する感染性疾患である〔第11章「赤痢アメーバ症」の項(→)も参照〕.
▼病態
感染型
関連リンク
- 新臨床内科学 第10版/1 赤痢アメーバ症
- 治療薬マニュアル2025/メトロニダゾール《フラジール》
- 治療薬マニュアル2025/メトロニダゾール《アネメトロ》
- 治療薬マニュアル2025/テトラサイクリン塩酸塩《アクロマイシン》
- 治療薬マニュアル2025/エリスロマイシン《エリスロマイシン》
- 治療薬マニュアル2025/サラゾスルファピリジン(スルファサラジン)《サラゾピリン》
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版/12 急性下痢症
- 臨床検査データブック 2025-2026/赤痢アメーバ抗原定性 [保] 223点
- 新臨床内科学 第10版/(2)その他の細菌性腸炎
- 今日の診断指針 第9版/急性下痢(1)感染症を中心に
- 今日の診断指針 第9版/細菌性赤痢
- 今日の診断指針 第9版/アメーバ症,赤痢アメーバ
- 今日の小児治療指針 第17版/淋菌感染症