▼定義・病態
後腹膜腫瘍とは,後腹膜領域に発生した腫瘍のうち,腎・副腎・膵・尿管などの臓器以外から発生したもので,後腹膜腔の脂肪組織や結合組織に由来する腫瘍の総称である.後腹膜腫瘍は全腫瘍の0.16%と少ないが,その80~85%は悪性腫瘍とされ,予後は不良である.多くは症状に乏しく,発見時には巨大となっ
後腹膜腫瘍とは,後腹膜領域に発生した腫瘍のうち,腎・副腎・膵・尿管などの臓器以外から発生したもので,後腹膜腔の脂肪組織や結合組織に由来する腫瘍の総称である.後腹膜腫瘍は全腫瘍の0.16%と少ないが,その80~85%は悪性腫瘍とされ,予後は不良である.多くは症状に乏しく,発見時には巨大となっ
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