▼病態
廃用症候群は1週間以上の安静臥床が続くと発生しやすく,2週間以上になると急速に進行する.特に高齢者では進行が速いため,治療よりも予防が重要である.運動系では筋力低下,筋萎縮,関節拘縮,骨萎縮などが挙げられる.
筋力低下は,安静1週間で10~15%,1か月で約30%に及び,高齢者では2週間の安静で下肢の筋萎縮が20%に及ぶとされる.筋萎
廃用症候群は1週間以上の安静臥床が続くと発生しやすく,2週間以上になると急速に進行する.特に高齢者では進行が速いため,治療よりも予防が重要である.運動系では筋力低下,筋萎縮,関節拘縮,骨萎縮などが挙げられる.
筋力低下は,安静1週間で10~15%,1か月で約30%に及び,高齢者では2週間の安静で下肢の筋萎縮が20%に及ぶとされる.筋萎