慢性大酒は耐性や依存性を生じる.神経障害,筋障害,肝障害,膵炎,心筋症,心房細動,貧血,感染,骨折,脳卒中も生じやすい.転倒・外傷の反復,不規則な通院,栄養障害,末梢神経障害,高齢発症の全身けいれん,失禁,食欲低下,睡眠障害・睡眠時無呼吸,うつ,社会的孤立,肝障害,血清γ-GTP高値,平均赤血球容積増大,血糖コントロール不良などでも疑う.大球性貧血には葉酸の不足以外に利用障害もある.依存の背景には孤立が多い.家族や周囲にも影響が大きく,アルコー
診療支援
治療
(2)アルコール依存症
alcoholic dependence
初出:新臨床内科学 第10版
発行:2020年3月
収載:医学書院 医療情報サービス(2024年11月7日 掲-ID:rng_03806-10_a010b011c001d001z0002)
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