診療支援
治療

2 脳性麻痺
cerebral palsy
雪竹 基弘
(高邦会高木病院・脳神経内科部長)

疾患を疑うポイント

●満2歳までに発現.

●脳の非進行性病変による,永続的だが変化しうる運動および姿勢の異常.

学びのポイント

●小児肢体不自由の最も多い原因.

●先天性代謝異常や変性疾患などの進行性疾患は原因疾患とはならない.

▼定義

 旧厚生省脳性麻痺研究班の定義は,「受胎から新生児(生後4週間以内)までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく,永続的な,しかし変化しうる運動および姿勢の異常である.その症状は満2歳までに発現する.進行性疾

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