今日の診療
治療

1 カンジダ症
candidiasis
泉川 公一
(長崎大学大学院教授・臨床感染症学)

疾患を疑うポイント

●カンジダ症のリスクは,免疫不全患者や集中治療を要する患者で高い.

●中心静脈カテーテルやポートを使用している際の発熱時はカンジダ症を積極的に疑う.

学びのポイント

●カテーテルが原因の場合は,すみやかに抜去し,合併症である眼内炎を必ず鑑別する.

●薬剤耐性カンジダも増加しており,病態に応じた抗真菌薬の使い分けが必要である.

▼定義・概念

‍ Candida albicansC. glabrataC. tropicalisC. parapsilosisC. kruseiなどのカンジダ属菌による感染である.このうちC. albicansが最も多く検出されるが,近年はnon-albicans Candida(C. albicans以外のカンジダ属菌)が増加しつつある.カンジダ症は日常臨床でよくみられる真菌症である.

▼病態・分類・疫学

 カンジダ属菌は口腔内,腸管内,腟内,皮膚などの

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