診療支援
治療

5 ブラウ症候群
Blau syndrome
神戸 直智
(関西医科大学准教授・皮膚科学)

疾患を疑うポイント

●皮膚に始まり,関節と眼に肉芽腫をきたす.

●手関節や足関節背面の痛みを伴わない囊腫状腫脹が特徴的(図13-31)

学びのポイント

NOD2遺伝子の機能獲得型変異によって起こる自己炎症症候群.常染色体優性遺伝形式をとるが,孤発例も多い.

●5歳以前に皮膚症状で発症し(BCG接種が誘因となる),やがて関節,眼を侵す.組織学的には肉芽腫をきたす.関節では

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