▼概説
オピオイド類には,主に鎮痛薬として使用されるモルヒネ,エチルモルヒネ,コデイン,オキシコドンなどがあるほか,乱用目的に使用されるヘロインがある.疼痛緩和作用のほかに多幸感を惹起する作用があり,乱用・依存につながることがある.違法薬物使用による中毒のほかに,慢性疼痛緩和目的などに対し処方された医薬品による中毒もある.トライエージDOAで,OPI(オピオイド類)が陽性となる.
▼毒性のメカニズム
オピオイドは,中枢神経系のオピオイド受容体(
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