適応
1麻酔時の筋弛緩
2気管内挿管時,骨折・脱臼の整復時,喉頭痙攣の筋弛緩
3精神神経科における電撃療法の際の筋弛緩
4腹部腫瘤診断時
用法
間欠投与法:1回10~60mg 静注 ►この用量で筋弛緩が得られない時は,得られるまで適宜増量 持続点滴法:0.1~0.2%溶液を通常2.5mg/分位の速度で持続注入 ►0.1~0.2%となるよう生食液又は5%ブドウ糖に溶解 小児乳幼児及び小児には1mg/kg 静注 ►静注が不可能な場合2~3mg/kgを筋注
!警告
本剤による呼吸停止について
1)使用に当たっては,必ずガス麻酔器又は人工呼吸器を準備.呼吸停止を起こすことが非常に多いので,人工呼吸や挿管に熟練した医師によってのみ使用
2)本剤によって起こる呼吸停止は,注入後極めて速やかなので,人工呼吸の時期を失しないよう事前に設備その他の準備・点検を十分に
禁忌
1)過敏症
2)急性期後の重症の熱傷,急性期後の広範性挫