適応
1骨粗鬆症 注意日本骨代謝学会の診断基準等を参考に,骨粗鬆症との診断が確定している患者を対象 2関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制 注意
1)メトトレキサート等の抗炎症作用を有する抗リウマチ薬による適切な治療を行っても,画像検査で骨びらんの進行が認められる場合に使用
2)臨床試験(投与期間:1年間)において,骨びらんの進行を抑制する効果は認められているが,関節症状又は身体機能を改善する効果,関節裂隙の狭小化を抑制する効果は認められていない.添付文書の「臨床成績」の項の内容及び本剤が抗リウマチ薬の補助的な位置付けの薬剤であることを十分に理解した上で,適応患者を選択
用法
1成人60mgを6カ月に1回,皮下投与 2成人60mgを6カ月に1回,皮下投与.なお,6カ月に1回の投与においても,骨びらんの進行が認められる場合には,3カ月に1回,皮下投与できる 注意2
①メトトレキサート等の抗炎症作用を有する抗リウマチ薬と併用すること
②6カ月に1回の投与においても,関節の画像検査で骨びらんの進行が認められる場合には,併用する抗リウマチ薬の増量等,より適切な関節リウマチの治療への変更を検討し,本剤のベネフィットとリスクを勘案した上で,3カ月に1回の投与を考慮
禁忌
1)過敏症
2)低Ca血症
3)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①ランマークと同一成分(デノスマブ)を含む→本剤投与中はランマークの投与回避
②投与開始前に血清補正Ca値を確認→低Ca血症の患者は,投与前に低Ca血症を治療
③投与により低Ca血症→Ca及びVDの摂取状況を含む患者の状態及び臨床検査値に応じて適切にCa及びVDを補充.又,投与後早期及びその後も定期的に血清Ca値を測定し,血清補正Ca値の変動や,痙攣,しびれ,失見当識等の症状に注意.尚,国内第Ⅲ相臨床試験では,全ての患者に対して,治験期間中に毎日少なくとも600mgのCa及び400IUのVD
関連リンク
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- 今日の治療指針2024年版/慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常(血管石灰化,アミロイド骨関節症を含む)
- 今日の治療指針2023年版/骨粗鬆症(内科)
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