適応
1〔0.25%〕術後鎮痛
2伝達麻酔
注意2子宮頸管傍ブロックへは使用しない(注意〈妊婦〉の項を参照)
用法
〔0.25%〕1手術終了時に,6mL/時(15mg/時)を硬膜外腔に持続投与 ►尚,期待する痛覚遮断域,手術部位,年齢,身長,体重,全身状態等により4~8mL/時の範囲で増減 21回40mL(100mg)までを目標の神経或いは神経叢近傍に投与,複数の神経ブロックを必要とする場合でも,総量として60mL(150mg)を超えない ►尚,期待する痛覚遮断域,手術部位,年齢,身長,体重,全身状態等により適減 〔0.5%〕21回30mL(150mg)までを目標の神経或いは神経叢近傍に投与 複数の神経ブロックを必要とする場合でも,総量として30mL(150mg)を超えない ►尚,期待する痛覚遮断域,手術部位,年齢,身長,体重,全身状態等により適減 注意
①1血圧低下,運動障害等の副作用の発現が増加→6mL/時を超える投与速度で硬膜外に投与の際は,状態を考慮しながら慎重に判断し,注意深く観察
②12本剤に血管収縮薬(アドレナリン)を添加しても,作用持続時間の延長は認められない
③1持続投与開始時に手術部位(手術創傷部位及び手術操作部位)に痛覚遮断域が到達していない場合は,ポプスカイン等の局所麻酔剤を硬膜外腔に単回投与し,適切な痛覚遮断域を確保
④1予め痛覚遮断域を確保するために,術前又は術中からポプスカイン等の局所麻酔剤を投与が望ましい
⑤1術後に局所麻酔剤を単回投与の際は,血圧低下に注意しながら投与
禁忌
1)1大量出血やショック状態(過度の血圧低下)
2)1注射部位又はその周辺に炎症(化膿性髄膜炎症状あり)
3)1敗血症(敗血症性の髄膜炎あり)
4)12過敏症(本剤,アミド型局所麻酔薬)
注意
〈基本〉12
①稀にショック或いは中毒症状→投与に際し,十分な問診により全身状態を把握,異常の際は直ちに救急処置
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