115点
注1 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合するものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において行われる場合に限り算定する。
注2 入院中の患者であって、別に厚生労働大臣が定めるものに対して行われた場合に、治療開始日から起算して30日を限度として、週5回に限り所定点数を算定する。
〈通知〉
(1) 心不全に対する遠赤外線温熱療法の対象となる患者は、特掲診療料の施設基準等第十一の四の二の(2)に掲げる患者であって、以下のいずれにも該当するものであること。
ア 左室流出路の狭窄を伴わない、NYHAⅢ又はⅣの慢性心不全患者(左室駆出率40%以下及び脳性Na利尿ペプチド(BNP)が200pg/mL以上の状態のもの又は脳性Na利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)が900pg/mL以上のもの)のうち、心拍出量低下による循環不全及び全身のうっ血症状の急性増悪期の入院患者であって、座位又は車椅子移動が可能であるもの。
イ 意識障害や重症の認知機能障害がなく、医師や看護師の指示に従うことのできるもの。
(2) 心不全に対する遠赤外線温熱療法は、専任の医師の指導管理の下に実施することとする。この場合、医師が直接監視を行い、又は同一建物内において直接監視をしている他の従事者と医師が常時連絡を取れる状態かつ緊急事態に即時的に対応できる態勢であること。また、専任の医師は定期的な心機能チェックの下に、当該療法に係る実施計画を作成し、診療録に添付すること。
(3) 心不全に対する遠赤外線温熱療法は、当該療法の目的で利用される医療機器として薬事承認又は認証を得ているものを使用すること。
(4) 心不全に対する遠赤外線温熱療法の実施に当たっては、関連学会から示された指針等を遵守すること。
(5) 所定点数には、同一日に行われる「D208」に掲げる心電図検査、「D209」に掲げる負荷心
関連リンク
- 今日の治療指針2023年版/カルディオバージョン [■心肺蘇生・循環系の緊急処置]
- 今日の治療指針2023年版/非侵襲的循環モニター [■その他]
- 臨床検査データブック 2023-2024/肺性心疾患(肺性心)
- 令和6年 医科診療報酬点数/C159 液化酸素装置加算
- 令和6年 医科診療報酬点数/D211 トレッドミルによる負荷心肺機能検査、サイクルエルゴメーターによる心肺機能検査
- 令和6年 医科診療報酬点数/D211-4 シャトルウォーキングテスト
- 令和6年 医科診療報酬点数/D220 呼吸心拍監視、新生児心拍・呼吸監視、カルジオスコープ(ハートスコープ)、カルジオタコスコープ
- 令和6年 医科診療報酬点数/L008 マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔