診療支援
診断

めまい・平衡障害
Vertigo and Balance Disorder
武田 憲昭
(徳島大学教授・耳鼻咽喉科学)

このコンテンツは旧版です。
新版のコンテンツは、コンテンツ一覧の「今日の診断指針 第9版」から検索してご利用ください。

緊急処置

【1】急性期の激しいめまいを訴える患者には,まずバイタルサインを確認して安静を保たせる。

❶補液:めまい患者は嘔吐をしていることが多いので,静脈ルートを確保して補液を行う。

❷制吐薬:嘔気が強い場合はメトクロプラミド(プリンペラン®)やドンペリドン(ナウゼリン®)などの制吐薬を投与する。

❸炭酸水素ナトリウム(メイロン®)の静注:めまい感の抑制に有効とされている。メイロン®は炭酸水素ナトリウム水のため,希釈すると効果が減弱する。そのため,側管から静注する。不安が強い場合はジアゼパム(セルシン®)を投与する。

【2】脳幹・小脳梗塞などの脳血管障害やpre-syncopeなどの心血管性めまいなど,危険なめまいを見逃さないように注意して診察を行う。

❶問診:脳血管障害によるめまいの鑑別:構音障害や複視などのめまい以外の神経症状の有無や頭痛の随伴などを問診し,小脳サインの有無を調べる。急性期のめまい

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