診療支援
診断

錐体外路症状
Extrapyramidal Symptoms
坪井 義夫
(福岡大学教授・脳神経内科学)

このコンテンツは旧版です。
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診断のチェックポイント

定義

❶錐体外路は,随意運動系の出力である錐体路すなわち皮質脊髄路に対して間接的に影響を与え,必要な運動のタイミングおよび出力量を調節していると考えられる。

❷そこにかかわる解剖学的部位は大脳基底核で,線条体,淡蒼球,視床下核と黒質であり,大脳基底核を中心としたループとして視床と大脳皮質が関与する。

❸この錐体外路には以下の3つの主な経路が推定されており,促進系,抑制系の双方から随意運動の調整がなされている。

直接路:D1受容体を介して淡蒼球内節,黒質網様体部に投射する経路。

間接路:D2受容体を介して淡蒼球外節に投射し,その後,視床下核を経由して淡蒼球内節,黒質網様体部に投射する経路。

ハイパー直接路:大脳皮質から視床下核を経由して淡蒼球内節,黒質網様体部に投射する経路。

❹錐体外路症状という概念はこの大脳皮質-基底核ループに生じる障害で,結果として運動減少,運動過多の症

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