診療支援
診断

POEMS(Crow・深瀬)症候群
††
POEMS (Crow-Fukase) Syndrome
三澤 園子
(千葉大学准教授・脳神経内科)

このコンテンツは旧版です。
新版のコンテンツは、コンテンツ一覧の「今日の診断指針 第9版」から検索してご利用ください。

診断のポイント

 診断基準を表1に示す。

【1】平均発症年齢は50歳台,10~80歳台までの発症を認める。

【2】進行性の多発ニューロパチー(脱髄性,下肢遠位優位)を呈する。

【3】浮腫は必発。胸水,腹水,心囊水を伴いうる。

【4】特徴的な皮膚症状(色素沈着,血管腫,剛毛など)を呈する。

【5】モノクローナルな形質細胞増多(M蛋白陽性など),血管内皮増殖因子(VEGF)高値を示す。

症候の診かた

【1】皮膚症状:ほぼ必発であり,色素沈着の頻度が最も高い。赤みがかった褐色の色素沈着であり,四肢・顔面に目立つ(図1)。その他,血管腫も約70%に認め,四肢・体幹に多発する。

【2】浮腫:90%以上で両足に高度のpitting edemaが生じる。

【3】多発ニューロパチー:対称性の筋力低下,しびれ・痛みを呈する。症状は両足に始まり上行する。月単位の進行を示すことが多い。

検査所見とその読みかた

【1】血液検査:スク

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