このコンテンツは旧版です。
新版のコンテンツは、コンテンツ一覧の「今日の診断指針 第9版」から検索してご利用ください。
診断のポイント
【1】喫煙歴あり(特に40歳以上)。
【2】咳(特に湿性),痰,喘鳴。
【3】労作時(階段や坂道の登りなど)の息切れ。
【4】風邪(上気道)症状時の咳,痰または労作時息切れ(風邪で顕在化することあり)。
【5】風邪(上気道)症状を繰り返す,または回復に時間がかかる。
症候の診かた
【1】咳,痰
❶COPDで通常認められる。若年発症COPDでは痰,高齢発症COPDでは咳が初発症状であることが多い。
❷風邪で顕在化することもある。特に高齢者では,COPDを風邪と誤診されることが多いので注意する。
【2】労作時の息切れ
❶階段や坂道の登りなどの労作で生じる。COPDの初発症状であることが多い。
❷友人と比べて歩くのが遅くなった,外出が減った,などの症状で現れることもある。風邪で顕在化することもある。
【3】理学所見
❶典型的には胸郭前後径の拡大,口すぼめ呼吸,聴診上肺音の減弱などが知られているが,これらがみ
残り約2800文字