このコンテンツは旧版です。
新版のコンテンツは、コンテンツ一覧の「今日の診断指針 第9版」から検索してご利用ください。
診断のポイント
【1】全年齢にみられるが,圧倒的に中年女性に好発。
【2】皮膚硬化が主要な症状(図1図)。
【3】Raynaud現象,爪郭部毛細血管血流異常(図2図),皮膚潰瘍などの末梢循環障害。
【4】全身性強皮症特異抗核抗体のいずれかが約90%で検出。
【5】診断基準:わが国の診断基準では皮膚硬化が必須(表1図),欧州リウマチ学会/米国リウマチ学会(EULAR/ACR)の2013年の新基準では皮膚硬化を伴わない早期例においても診断可能(表2図)。
緊急対応の判断基準
【1】強皮症腎クリーゼ:本症は一般に慢性に経過するが,強皮症腎クリーゼのみは急速に発症する。
❶急激な血圧上昇,頭痛・めまい・立ちくらみなどの臨床症状,血清クレアチニン値の上昇を認める。
❷早期にアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬にて降圧することが必須で,それを逸すると死亡や永久透析に移行するリスクがある。
❸発症早期,高度な皮膚硬化,
残り約1900文字