診療支援
診断

脊椎の感染症(化膿性脊椎炎)
Pyogenic Spondylitis
松山 幸弘
(浜松医科大学教授・整形外科学)

このコンテンツは旧版です。
新版のコンテンツは、コンテンツ一覧の「今日の診断指針 第9版」から検索してご利用ください。

診断のポイント

【1】高熱,強い痛み,脊椎不撓性の典型的急性炎症症状で発症する。

【2】血沈やCRPは急性化膿性脊椎炎では著明に亢進する。

【3】T1強調画像で低信号,T2強調画像で高信号を呈し,脂肪抑制T2像ではより炎症領域を明瞭に描出可能。

緊急対応の判断基準

【1】CT下ドレナージ

❶激痛と発熱で搬送された場合,まず血液検査,MRIで精査,診断確定後,すみやかにCT下ドレナージと膿培養を行う。

❷グラム染色は早急に行い,菌の同定がされるまで第一世代セフェム系を使用することが望ましい。

❸しかし最近はグラム陰性のいわゆる弱毒菌である大腸菌,緑膿菌,またメチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)やメチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(MRCNS)の増加があるので,初期からMRSAを対象としたバンコマイシンなどを使用することもある.

【2】手術適応:抗菌薬無効例や,脊柱管内へ膿が流入し下肢麻痺が生じたときには

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