診療支援
診断

脊椎分離すべり症
Isthmic(Spondylolytic) Spondylolisthesis
永島 英樹
(鳥取大学教授・運動器医学分野)

このコンテンツは旧版です。
新版のコンテンツは、コンテンツ一覧の「今日の診断指針 第9版」から検索してご利用ください。

診断のポイント

【1】分離すべりを認める脊椎と,同じ高位の神経根症(L5分離すべり症であればL5神経根症)。

【2】腰部の張った感じや殿部から大腿後面の重い感じ。

【3】屈曲時に腰がずれるような不安感。

【4】分離(図1a➡)とすべり(図1b実線)。

症候の診かた

【1】神経根症:最も頻度の高いL5分離すべり症であればL5神経根症を呈する。すなわち,下腿外側~足内側の痛みと同部位の感覚障害,長母趾伸筋の筋力低下を認める。

【2】棘突起の階段状変形

❶すべり椎間の頭側隣接椎間で棘突起の階段状変形を認める。

❷L5分離すべり症の場合,すべり椎間はL5/S(図1c実線)であるが,L4/5の棘突起に階段状のずれを触れる(図1c点線)。

検査所見とその読みかた

 画像検査のポイントを示す。

【1】腰椎側面X線写真:すべり(図1b実線)がみられる。中間位側面でも分離がわかることがあるが,前屈位または後屈位で側面写真

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