診断のポイント
【1】未熟な網膜血管。
【2】短い在胎週数。
【3】1,000g以下の低出生体重。
【4】高濃度酸素。
【5】重症度分類(表1(表1図,図2図,図3図,図4図),2図,図1(図1図,図3図)。
緊急対応の判断基準
【1】患児を移送するときは両病院の新生児科,麻酔科と連絡を密にとる。移送には新生児科の医師が付き添う必要がある。
【2】移送が可能か全身状態と相談する。
【3】家族にあらゆる可能性の説明を行う。
症候の診かた
【1】Zone I網膜症は進行が速く,重症例が多い。
【2】Zone Iに発症初期から網膜内出血やシャント,環状走行する網膜血管をみたらaggressive posterior ROP(AP-ROP)を疑う。
【3】未熟性が強い子どもは中間透光体の混濁があり,眼底の所見をとりにくい。
検査所見とその読みかた
出生時在胎26週未満では修正在胎29週から,出生時在胎26週以上では生後3週に