診断のチェックポイント
■定義
❶日本の感染症法では,37.5℃以上を発熱,38℃以上を高度発熱と定義しているが,微熱のはっきりとした定義はない。
❷実際には体温が37℃前半から後半,あるいは普段の平熱より体温が高い場合などに,微熱として受診されることが多い。
❸37℃前半でも疾患特異的な随伴症状や,全身状態の悪化を認める場合は,特定の疾患に伴う発熱を考慮し精査を行う。特に,悪性腫瘍や膠原病,感染症などでも微熱を主訴に来院することがあるため,注意が必要である。
❹一方で,病的意義に乏しい微熱(機能性高体温など)もあるため,対応は難しい。
【1】病歴:微熱の患者では身体所見を伴わないこともあるため,詳細な病歴聴取が診断の要となる。
❶発症の時期:どの程度の期間持続しているか。3週間以上持続している場合,不明熱としての対応を考慮する(Curr Clin Top Infect Dis 11: 35-51, 1