緊急処置
【1】中枢性チアノーゼ
❶呼吸機能障害によりチアノーゼを認める場合は,呼吸不全状態であり,酸素投与,気管挿管などの呼吸管理を要する。
❷新生児では右左短絡を伴う重篤な先天性心疾患の可能性があり,専門医による診断の確定と治療方針の決定が必須。動脈管依存性の先天性心疾患ではプロスタグランジンE1を投与する。
【2】末梢性チアノーゼ:低心拍出に伴う末梢循環不全では循環管理を,重症下肢虚血では緊急の血行再建を要する。
診断のチェックポイント
■定義:チアノーゼとは皮膚粘膜の青紫色変化で,毛細血管内血液の還元型ヘモグロビン濃度が5g/dL以上になると出現する。
【1】病歴
❶チアノーゼの出現時期と経過:慢性に経過するチアノーゼか,急性に出現したか。
❷呼吸障害の有無:呼吸器疾患による中枢性チアノーゼを疑う所見であるが,心不全を合併するチアノーゼ性心疾患(完全大血管転位や総肺静脈還流異常など)でも呼吸器症状が