今日の診療
診断

リンパ節腫大(1)非感染症を中心に
Non-Infectious Lymphadenopathy
伊豆津 宏二
(国立がん研究センター中央病院・血液腫瘍科長(東京))

診断のチェックポイント

定義

❶リンパ節が異常に腫大した状態を指す。

❷長径が1~2cm以上の場合に異常な腫大とみなされることが多い。

❸腫大リンパ節が1個の場合や,複数個でも1領域~連続する2領域に留まる場合は限局性,それを超えて複数領域にわたる場合は全身性リンパ節腫大とよぶ。

【1】病歴

❶いつリンパ節腫大に気づいたか:数週間の経過で大きくなっている場合,検査を急ぐ必要がある。数年前からある場合でも,悪性リンパ腫の可能性は否定できない。

❷疼痛や全身症状の有無:疼痛を伴う場合には感染症などの原因が多いが,亜急性リンパ節炎では発熱と圧痛を伴うリンパ節腫大が特徴的。

❸悪性腫瘍や自己免疫性疾患の既往,服薬歴(→ 悪性腫瘍のリンパ節転移,薬剤と関連したリンパ節腫大;抗けいれん薬のフェニトインによるリンパ節炎や,関節リウマチに対するメトトレキサートなどの免疫抑制薬に関連したリンパ増殖性疾患に注意)。

【2】

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