緊急処置
【1】重症感のある全身症状(発熱,倦怠感,リンパ節腫脹)を伴い,びまん性の紅斑,結膜・口腔粘膜にびらん,潰瘍がみられる場合は重症の発疹症として入院,ステロイドパルス療法が可能な皮膚科施設へ送る。
【2】発熱と下肢,陰部に痛みを伴う紫斑がみられる場合,重症軟部組織感染症が考えられるので,手術可能な皮膚科施設へ送る。
診断のチェックポイント
■定義
❶一般に,赤い丘疹が多発している状態を発疹(eruption:eruptは火山などが噴火するの意)とよび,さらに発疹(紅色の丘疹およびまたは紅斑)がびまん性に多発している状態を発疹症(rash)とよぶ。
❷急性の発疹症はさまざまな原因で生じる。多くはウイルスまたは細菌感染症で,また薬剤を使用すると生じる場合,薬剤そのものによる場合もある。しかし,急性の発疹症の場合,感染症か薬剤かの原因の同定よりもまず重症度を適切に判断することが重要となる。
【1】病歴
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