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頭痛の診療ガイドライン2021
診断のチェックポイント
❶経過の把握:雷鳴頭痛(1分未満で強度がピークに達し5分以上持続する頭痛)や急性の頭痛は,致死的な結果をもたらす疾患の可能性を考える。
❷診察所見:発熱,意識障害,髄膜刺激徴候,神経学的異常(運動麻痺など)がある場合は,二次性頭痛の可能性を積極的に考える。
❸頭痛発作が繰り返し起こる慢性頭痛では,一次性頭痛を考える。国際頭痛分類の診断基準に従って診断を行う。頭痛ダイアリーによって頭痛の日数や重症度を把握する。
❹二次性頭痛が疑われる場合は,画像検査や(脳脊)髄液検査などを施行。
■定義
❶頭痛は眼窩外耳孔線,項部より上方に起こる痛みなので,三叉神経痛などの顔面痛も頭痛として扱われる。
●頭部で侵害性刺激を感知する組織は,血管,静脈洞,硬膜,骨膜,筋膜,皮膚などで,三叉神経や上位頸髄神経が分布している。多くの場合は,侵害受容性疼痛である。三叉神経痛