緊急処置
【1】最も急を要する状況は,角膜アルカリ外傷であり,診察時にすみやかに十分な洗眼を行う必要がある。また,電話で相談を受けた時点で水道水などにより自己洗眼を行ってから受診するよう指示する。
【2】症候性脳動脈瘤を疑った場合はすみやかに脳外科医にコンサルトを行う。
診断のチェックポイント
【1】病歴
❶生活歴:日常的なコンタクトレンズ装用の有無(→コンタクトレンズ関連角膜感染症)や長時間のデスクワーク(→テクノストレス眼症,眼精疲労)について。また溶接作業(→電気性眼炎),鉄工所勤務(→角膜鉄片異物)など具体的な職業もヒントになる。
❷服薬・投薬歴:抗コリン薬の使用はないか(→急性緑内障発作),近年はCOVID-19ワクチン接種機会が増加しており,ワクチン接種歴(→ワクチン関連ぶどう膜炎)の問診が重要である。
❸既往:外傷(→強角膜裂傷・眼球破裂,眼内異物,眼窩底骨折,外傷性虹彩炎,外傷性視神経症